はじめて漫画を依頼するとき、「どうやって確認したらいいのかな?」と迷う方も多いと思います。ここではおすすめのチェック方法をまとめました。ぜひ参考にしてください。
1. 印刷してチェックするのがおすすめ
ラフ案は画面だけで見るよりも、紙に印刷した方が全体を把握しやすいです。
- 物語の流れを一目で確認できる
- 赤ペンで気になる部分を書き込みやすい
赤入れした紙を写真に撮って送っていただけると、こちらも誤解なく確認でき、とても助かります。


2. 文字の間違いを防ぐ工夫
ラフ案の段階では文字が小さく、細かい部分を見落としやすいことがあります。
- Wordやメール本文に「テキストだけ」を打ち込んでいただけると正確に反映できます。
- この方法で誤字脱字のリスクを大幅に減らすことができます。
3. パソコンとスマホの両方でチェック
完成した漫画は、印刷物だけでなくホームページやSNSに掲載する場合も多いです。
- パソコンの大きな画面で全体のバランスを確認
- スマホの小さな画面で文字が読めるか確認
この二つを意識していただくと、完成後の仕上がりにより安心できます。
まとめ
- 印刷+赤ペンチェック → 写真に撮って送るとベスト
- テキストは別ファイルで送っていただけると安心
- PCとスマホで両方の見え方をチェック
ちょっとした工夫で、やり取りがぐんとスムーズになります。「どう確認すればいいかわからない」と思ったときに、参考にしていただければ嬉しいです。
オマケ(裏側ちょっと公開:ラフ案の下書き)
ラフ案を描く前に、私にはもうひとつステップがあります。
いただいたお話から全体像を頭の中で組み立てていくのですが、人間の記憶はあてにならないもので…気を抜くと消えてしまう。
そこで慌てて描きとめるメモが「ラフ案の下書き」です。
浮かんだ構図を逃すまいと必死に走り書きしているので、字は読みにくいし漢字はだいぶおざなりです(笑)

お仕事完了後には、シュレッダー行き。短いお付き合いですが、大切な資料です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
漫画ができあがるまでには、ラフ案の下にもこんな“下書きの下書き”があったりします。走り書きのメモから物語が形になっていく過程も、制作の面白さのひとつだと思っています
少し舞台裏をのぞいていただいたことで、「こんなふうに作られているんだ」と安心していただけたら嬉しいです。